イタリア旅行記-9

次に向かうのは、すぐ近くにあるサンタンジェロ城だ。

サンタンジェロ城の名称は、590年にローマでペストが大流行した際、時の教皇グレゴリウス1世が城の頂上で剣を鞘に収める大天使ミカエルを見て、ペスト流行の終焉を意味するとしたことに由来する。

ウィキペディアより。


本当に大天使が見えたのかどうか分からないが、要塞だったり牢獄だったり、なかなか黒い歴史の詰まった城らしい。

「天使と悪魔」では、トム・ハンクスを殺そうをしていた人物が根城として使っていたところだ。
探せばヴァチカンへの秘密の地下通路があるかも…。


昼食を軽く済ませるのは良いが、近くのレストラン、ピッツェリアは団体客でいっぱいだ。



仕方なく、城の前の広場で、写真の中央付近に写っている移動屋台みたいなところで何か購入する事にする。

なかなか前日はピザにありつけなかったので、「HOT PIZZA」の字につられてピザとコーラを注文。もちろんいままでの経験を生かして、一人前だ。


……、これ、ピザっていうのか?
生地の上にチーズとかトマトソースとか、色々乗っているのをピザと認識していたのは間違いだったのだろうか?

焼いた半円の生地に中に、申し訳程度にトマトソースとハムがちょろっと入っている。
正直マズイ。

イタリアで初めてマズイものを食べてしまった。
パニーニと呼ばれるサンドイッチも横にあったのだが、そちらの方が美味しそうに見える。





サンタンジェロ橋からサンタンジェロ城を撮影。この橋も有名らしい。

橋の両サイドに鎮座する悩ましい天使の像をアップで一枚。




ここでもナヴォーナ広場でみたスライムのおもちゃや、雑貨や偽ブランドバッグ、人形を売る人達が。
ローマ中、人が集まるところにはどこにでもいるみたいだ。
それにしても、そんなに近くに同じ店を出して、お互い邪魔にならないだろうか。






内部は意外と広い。
それもそのはず。時代によっては兵士が常駐していたわけだから。







閉店していたが、レストランらしき建物を発見。



大天使ミカエルが見えたとされる頂上から、ミニチュアモードで撮影。
このモードは、こうやって高い所から取らないと効果が発揮されないらしい。

さらに一枚、ミニチュアモードでどうぞ。







サンタンジェロ城を後にし、ここから北にあるレパント駅からスペイン広場に向かう事にする。


続く。

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