イタリア旅行記‐1
旅行記を書くのはすごく久しぶりです。
書くと公言して書かなかったものも数知れず。
こういう文章を書くのは好きなんですが、旅行記は大変なのとサボり癖で手つかず状態になっていましたが、久しぶりに記してみたいと思います。
何回になるかわかりませんが、最後までお付き合い下さい。
出発の日 4月22日 日曜日 晴れ
ローマ。
歴史に名高い永遠の都。
誰もが知るローマ帝国には、血なまぐさい印象が付きまとう。
暴君ネロ、カリギュラ等による恐怖、放蕩政治や、殺し合いを鑑賞するコロッセオ。
国教化するまでのキリスト教に対する激しい弾圧。
しかしながら、そういう暗い部分を含みながらも、なお輝きを放つ不思議な都。
今までヨーロッパには行った事が無かったのだが、行くとしたら、やはりこのローマを首都に置くイタリアしかないと密かに決めていたのだった。
そんな思いを胸に、さあいざ成田空港へ!
…、あれ?
……タクシーが来ないぞ。
おかしい、前日の夜に予約しておいたはずだ。
大抵予約したタクシーというのは予定時間の少し前に到着してくれているという認識は甘かったか。仕方なしに待つ事にする。
5分が過ぎ、10分が過ぎる。
おいおい、早く来てくれないと京成スカイライナーの予約に間に合わないじゃないか!
焦りと苛立ちを隠しきれず、タクシー会社に電話する。
「すみません、もうすぐ到着すると思いますんで。」
予約は把握しているようだ。
15分が過ぎる。
尾久駅周辺の朝にはフリーのタクシーが非常に少なく、明治通りに出るもやはりタクシーの影は全く見当たらない。
20分経過。
完全に予定が狂った。
3度の電話にも関わらず、まだ来ない。そこへ運転手から電話が。
どうやら検討違いの場所をうろうろしていたらしい。
仕方ないので待ち合わせ場所を変更。明治通り沿いの分かりやすいスポットへ。
ほどなくタクシーが到着。
開口一番、「急いでいるんで、早めにお願いします!」
余裕を持って組んだはずのスケジュールが、ギリギリになってしまった怒りで少し強く言ってしまった。
ところが運転手は少し面喰ってキョトンとしている。
乗って話して分かったのだが、捕まったタクシーは予約した会社のではなく、たまたま通りかかった貴重なフリーのタクシーだったのだ!
す、すみません、運転手さん!!
それにしても、最初に予約したタクシー会社、最後の電話は途中で切られた上に25分くらい待っても着かないとは、明○交通、あなたのところは二度と使いませんよ。
乗せてくれたグリーンキャブの運転手さん、わずかながら宣伝しますので許して下さい。
非常に親切で時間にも正確なタクシー会社ですよ!
尾久、王子周辺でタクシーを使うならグリーンキャブで!!
ってどれだけ尾久、王子周辺の人がこのブログを見ていてくれているのだろうか…。
さて、気を取り直して先へ。
タクシーで向かうは田端駅。山手線で日暮里へ。
日暮里駅で朝食を買って京成スカイライナーで成田空港へ。
日暮里駅の構内でささっと買ったタンドリーチキンサンドがすごく美味しい。
朝食としては少し値段が張るが、また食べたい。
そして成田空港へ到着。
今回使うのは、KLMというオランダの航空会社。
写真の電子掲示板の真ん中あたりにある、10時40分発KL862便アムステルダム行き。
アムステルダムのスキポール空港でローマ行きに乗り換えだ。
なぜKLMを選んだかって?
それはそこが安かったから、という理由以外は見当たらない。
オランダの飛行機に憧れがあるわけではないので注意して頂きたい。
今まであまり見掛けなかった男性のCAにサービスしてもらう。
オランダ人らしいが、とても愛想がよく、快適だ。
機内の映画で、Iron Lady、名前は忘れたが新作の子供が主人公のカーゴだったかな?を鑑賞。
Iron Ladyはイギリスのここ数十年の政治、事情が分かって面白いが、映画全体としてはまあまあ。
もうひとつの題名を忘れた方は、退屈で仕方なかったがとりあえず根性でラストまで。
こんなところで根性を出さなくても良かったかも…。
アムステルダムからローマに向かう飛行機から取ったアルプス山脈の写真をどうぞ。
夜の7時くらいにローマの空港に到着。
ここから市街地の中心のテルミニ駅までは特急の列車で向かう。
切符を買うべく、せっかく覚えたイタリア語のドゥーエ(2という意味)で窓口で切り出すも、英語で返事が返ってくる。
駅のシステムが日本と違っていて、そもそも改札機が無い。
丁度ローマ行きの電車が停車しており、あと数分で発車する模様。
現地のイタリア人らしき人達は、走ってきてスタンプ機で切符に穴を開けている。
なるほど、そうするのか。
とスタンプ機に切符を入れるも無反応。
同伴の妻は中に切符を詰まらせる始末。
仕方ないので僕の切符で上手く取り出す。
試行錯誤の末、左の隅に合わせればスタンプされる事が発覚。
もう少し分かりやすく作ってくれよ。
そして必要も無いのに、周りに流され、急いで列車の中に。
もう一本次のに乗っても良かったのだが、ついつい電車は急いで乗るという日本での習慣が出てきてちょっとイヤになる。
そして飛び乗った電車がすぐ発車したものの、すぐさま後悔。
とにかく暑い!
なんでこんなに湿気むんむんなの?
イタリアの電車には空調というものが付いてないんかい!
窓ガラス曇りまくってるじゃん!
しかも座れればまだしも、スーツケースを抑えながら立ちですよ。
そして約30分間、途中で止まる駅も無く、ひたすら終点のテルミニ駅まで我慢するしかない。
長旅で疲れた身体にはすこぶるしんどい。
が、ほどなくローマ中心地、テルミニ駅に到着。
代謝が落ちていたせいか、ぼーっとしていたら意外と早く着いて助かった。
テルミニ駅、ここからは地下鉄も通っており、ショッピングの店やキオスクみたいな店、飲食店や日用雑貨店など、大抵のものは揃っている。
駅を出るといきなりマクドナルドが。
しかし普通のマックと違い、全体的に赤は無い。
建物自体も古い歴史あるものだし、看板なんかは緑色だ。
今回ローマで泊まるホテルは、UNAホテルという、駅から歩いて2分程にある超便利なホテルだ。
普段の旅行では泊まらないランクのホテルだが、新婚旅行なので少し奮発。
到着してチェックイン。
カウンターの人はすごくにこやかで親切、英語も喋れるので楽。
ホテルの部屋は多少狭いものの、とてもキレイだ。
写真を撮るのを忘れてしまったが、シャワーは天井の真ん中あたりにもついており、ひまわりほどの大きさで水の勢いはあまり出ないが、そちらを使うとちょっと変わった感覚を楽しめる。
そしてガラス張りだ。
もう疲れ果ててはいたものの、夕飯を確保しなくてはならない。
食欲はあまりないのでレストランに行く気力も無く、ホテル周辺でテイクアウトして部屋で食べる事に決定。
やはりピザが食べたい。
美味しいピザは少ないらしいが、近くの、地元の人しか行かないような小汚い、いや失礼、味のあるピッツェリアでピザ二人分、水3本購入。
そしてこれも後悔。
味は悪くないのだが、とにかく量が多い。
一人分で半分ずつ食べれば丁度良いくらいだ。
頑張って食べるも、半分弱残してしまった。
もったいないお化けさん、ごめんなさい。
と口走ったら、イタリアにはもったいないお化けはいないと突っ込まれた。
さて、そろそろ明日のローマ観光に備えて寝る事にするか。
永遠の都ローマ、待っていてくれよ。
1日目終了
ってかこんなに長い旅行記、最後まで書けるのか…?
書くと公言して書かなかったものも数知れず。
こういう文章を書くのは好きなんですが、旅行記は大変なのとサボり癖で手つかず状態になっていましたが、久しぶりに記してみたいと思います。
何回になるかわかりませんが、最後までお付き合い下さい。
出発の日 4月22日 日曜日 晴れ
ローマ。
歴史に名高い永遠の都。
誰もが知るローマ帝国には、血なまぐさい印象が付きまとう。
暴君ネロ、カリギュラ等による恐怖、放蕩政治や、殺し合いを鑑賞するコロッセオ。
国教化するまでのキリスト教に対する激しい弾圧。
しかしながら、そういう暗い部分を含みながらも、なお輝きを放つ不思議な都。
今までヨーロッパには行った事が無かったのだが、行くとしたら、やはりこのローマを首都に置くイタリアしかないと密かに決めていたのだった。
そんな思いを胸に、さあいざ成田空港へ!
…、あれ?
……タクシーが来ないぞ。
おかしい、前日の夜に予約しておいたはずだ。
大抵予約したタクシーというのは予定時間の少し前に到着してくれているという認識は甘かったか。仕方なしに待つ事にする。
5分が過ぎ、10分が過ぎる。
おいおい、早く来てくれないと京成スカイライナーの予約に間に合わないじゃないか!
焦りと苛立ちを隠しきれず、タクシー会社に電話する。
「すみません、もうすぐ到着すると思いますんで。」
予約は把握しているようだ。
15分が過ぎる。
尾久駅周辺の朝にはフリーのタクシーが非常に少なく、明治通りに出るもやはりタクシーの影は全く見当たらない。
20分経過。
完全に予定が狂った。
3度の電話にも関わらず、まだ来ない。そこへ運転手から電話が。
どうやら検討違いの場所をうろうろしていたらしい。
仕方ないので待ち合わせ場所を変更。明治通り沿いの分かりやすいスポットへ。
ほどなくタクシーが到着。
開口一番、「急いでいるんで、早めにお願いします!」
余裕を持って組んだはずのスケジュールが、ギリギリになってしまった怒りで少し強く言ってしまった。
ところが運転手は少し面喰ってキョトンとしている。
乗って話して分かったのだが、捕まったタクシーは予約した会社のではなく、たまたま通りかかった貴重なフリーのタクシーだったのだ!
す、すみません、運転手さん!!
それにしても、最初に予約したタクシー会社、最後の電話は途中で切られた上に25分くらい待っても着かないとは、明○交通、あなたのところは二度と使いませんよ。
乗せてくれたグリーンキャブの運転手さん、わずかながら宣伝しますので許して下さい。
非常に親切で時間にも正確なタクシー会社ですよ!
尾久、王子周辺でタクシーを使うならグリーンキャブで!!
ってどれだけ尾久、王子周辺の人がこのブログを見ていてくれているのだろうか…。
さて、気を取り直して先へ。
タクシーで向かうは田端駅。山手線で日暮里へ。
日暮里駅で朝食を買って京成スカイライナーで成田空港へ。
日暮里駅の構内でささっと買ったタンドリーチキンサンドがすごく美味しい。
朝食としては少し値段が張るが、また食べたい。
そして成田空港へ到着。
今回使うのは、KLMというオランダの航空会社。
写真の電子掲示板の真ん中あたりにある、10時40分発KL862便アムステルダム行き。
アムステルダムのスキポール空港でローマ行きに乗り換えだ。
なぜKLMを選んだかって?
それはそこが安かったから、という理由以外は見当たらない。
オランダの飛行機に憧れがあるわけではないので注意して頂きたい。
今まであまり見掛けなかった男性のCAにサービスしてもらう。
オランダ人らしいが、とても愛想がよく、快適だ。
機内の映画で、Iron Lady、名前は忘れたが新作の子供が主人公のカーゴだったかな?を鑑賞。
Iron Ladyはイギリスのここ数十年の政治、事情が分かって面白いが、映画全体としてはまあまあ。
もうひとつの題名を忘れた方は、退屈で仕方なかったがとりあえず根性でラストまで。
こんなところで根性を出さなくても良かったかも…。
アムステルダムからローマに向かう飛行機から取ったアルプス山脈の写真をどうぞ。
夜の7時くらいにローマの空港に到着。
ここから市街地の中心のテルミニ駅までは特急の列車で向かう。
切符を買うべく、せっかく覚えたイタリア語のドゥーエ(2という意味)で窓口で切り出すも、英語で返事が返ってくる。
駅のシステムが日本と違っていて、そもそも改札機が無い。
丁度ローマ行きの電車が停車しており、あと数分で発車する模様。
現地のイタリア人らしき人達は、走ってきてスタンプ機で切符に穴を開けている。
なるほど、そうするのか。
とスタンプ機に切符を入れるも無反応。
同伴の妻は中に切符を詰まらせる始末。
仕方ないので僕の切符で上手く取り出す。
試行錯誤の末、左の隅に合わせればスタンプされる事が発覚。
もう少し分かりやすく作ってくれよ。
そして必要も無いのに、周りに流され、急いで列車の中に。
もう一本次のに乗っても良かったのだが、ついつい電車は急いで乗るという日本での習慣が出てきてちょっとイヤになる。
そして飛び乗った電車がすぐ発車したものの、すぐさま後悔。
とにかく暑い!
なんでこんなに湿気むんむんなの?
イタリアの電車には空調というものが付いてないんかい!
窓ガラス曇りまくってるじゃん!
しかも座れればまだしも、スーツケースを抑えながら立ちですよ。
そして約30分間、途中で止まる駅も無く、ひたすら終点のテルミニ駅まで我慢するしかない。
長旅で疲れた身体にはすこぶるしんどい。
が、ほどなくローマ中心地、テルミニ駅に到着。
代謝が落ちていたせいか、ぼーっとしていたら意外と早く着いて助かった。
テルミニ駅、ここからは地下鉄も通っており、ショッピングの店やキオスクみたいな店、飲食店や日用雑貨店など、大抵のものは揃っている。
駅を出るといきなりマクドナルドが。
しかし普通のマックと違い、全体的に赤は無い。
建物自体も古い歴史あるものだし、看板なんかは緑色だ。
今回ローマで泊まるホテルは、UNAホテルという、駅から歩いて2分程にある超便利なホテルだ。
普段の旅行では泊まらないランクのホテルだが、新婚旅行なので少し奮発。
到着してチェックイン。
カウンターの人はすごくにこやかで親切、英語も喋れるので楽。
ホテルの部屋は多少狭いものの、とてもキレイだ。
写真を撮るのを忘れてしまったが、シャワーは天井の真ん中あたりにもついており、ひまわりほどの大きさで水の勢いはあまり出ないが、そちらを使うとちょっと変わった感覚を楽しめる。
そしてガラス張りだ。
もう疲れ果ててはいたものの、夕飯を確保しなくてはならない。
食欲はあまりないのでレストランに行く気力も無く、ホテル周辺でテイクアウトして部屋で食べる事に決定。
やはりピザが食べたい。
美味しいピザは少ないらしいが、近くの、地元の人しか行かないような小汚い、いや失礼、味のあるピッツェリアでピザ二人分、水3本購入。
そしてこれも後悔。
味は悪くないのだが、とにかく量が多い。
一人分で半分ずつ食べれば丁度良いくらいだ。
頑張って食べるも、半分弱残してしまった。
もったいないお化けさん、ごめんなさい。
と口走ったら、イタリアにはもったいないお化けはいないと突っ込まれた。
さて、そろそろ明日のローマ観光に備えて寝る事にするか。
永遠の都ローマ、待っていてくれよ。
1日目終了
ってかこんなに長い旅行記、最後まで書けるのか…?
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