宮城小旅行雑奇 2日目-1
寒い。
9月の石巻の夜と朝は寒い。
外は雨。
雨が降る前に、あの魚の加工工場の臭いはしたのだろうか。
夜中に降り出した為に確認できず。残念。
みんなで朝食を食べる。
このコーヒーには湧き水は使っていない事であろう。
前日の頭痛は無い。
出立の準備をしていると、あの猫に遭遇。
お互いに目が合う。
あなたの生活を脅かしたくは無いが、僕の行く方向にあなたが居るのだから仕方が無い。
申し訳無いが、頭上を通らせてもらおう。
ところが、予想通り逃げる。
あの、そっちは僕が行きたい方向なのだが…。
また目が合う。そして逃げる。
まるで鬼ごっこだ。
最後には、猫が怒り出して「シャー!」と叫んでソファの下に潜り込む。
「シャー!じゃねえよ!お前が邪魔しているんだろうが!!!」
注意1:猫に逆ギレしないように
Rにお土産を貰う。
「魚だ。じゃあ俺は仕事に行って来っから。」
彼は一足先に家を出る。
僕も続いて家を出る。R、Yちゃん、色々世話になったな。
と行きたいところだったが、最寄り駅の蛇田までの道がわからず、Yちゃんに同行してもらう。
雨の中すまんね。
今日の最初の行き先は松島。仙石線の松島海岸駅で下車する。
石巻と仙台の丁度中間点にある観光地だ。
駅のコインロッカーはやはり全部使われている。
Rから貰った魚、バッグに入るくらいの大きさなのだがいささか重い。
肩に食い込む感じがサックスとそっくりだ。
しかし泣き言は無しだ。
ここは気合で持ち歩く事にしよう。
感想15:結局どこに何をしに行っても荷物は重い
「駅を降りたら左の方に色々あっから」という非常に大雑把なRからのアドバイスを思い出す。
観光案内を見ると、確かにその通りである。
感想16:左の方に色々あっから、で済んでしまう観光地はなかなか無いだろう
駅から正面にはすぐ海がある。
取りあえず一番近くにある瑞厳寺を訪問。
寺とかには元々そんなに興味は無いのだが、こういうところを訪れると旅をしている気分になれるから不思議だ。
一応パンフレットに目を通してみる。
「松島青龍山瑞厳円福寺」すなわち瑞厳寺は臨済宗妙心寺の…。
天長5年(828)、慈覚大師円仁により…。
感想17:やはり僕に取ってそういう事はどうでも良かった
しかし、建築物そのものには割りと興味はある。
この日は雨だったからより一層強く感じたのだろうが、なんとも重苦しい。
寺の美観はもちろん素晴らしい。
襖などの絵柄は華々しい。
だが何であろう、この重厚過ぎる感じは。
ここに住んでいた人達の事を想像すると、自分がいかに自由に生きているかがわかる。
彼らは、先祖代々の色々な思いをその肩にしょって生きていたのだろう。
果たして彼等に、自分の意思で行動できる事がどれ程あったのだろうか。
そう思わせてしまう何かがそこにはある。
それは木材が暗い色をしている為か、厳しい天井の造りのせいなのかは判らない。
感想18:そんな大そうな事を考えているが、実は濡れた靴下が気持ち悪くて、そっちの方が気になる
さて、瑞厳寺の観光はこのくらいで良いか。
濡れた靴下で濡れた靴を履くと、不快感はより高まる。
そろそろお腹も減って来た頃だ。
仙台の近くと言えば、食べたいものは自ずと限られて来る。
さらに左の方へフラフラと歩いて店を探す事にしよう。
だがなるべく観光客を相手にしています!という雰囲気が出ていない店が良い。
雨がしとしと降る中、重い荷物を背負ってまた歩き出したのであった。
続く。
9月の石巻の夜と朝は寒い。
外は雨。
雨が降る前に、あの魚の加工工場の臭いはしたのだろうか。
夜中に降り出した為に確認できず。残念。
みんなで朝食を食べる。
このコーヒーには湧き水は使っていない事であろう。
前日の頭痛は無い。
出立の準備をしていると、あの猫に遭遇。
お互いに目が合う。
あなたの生活を脅かしたくは無いが、僕の行く方向にあなたが居るのだから仕方が無い。
申し訳無いが、頭上を通らせてもらおう。
ところが、予想通り逃げる。
あの、そっちは僕が行きたい方向なのだが…。
また目が合う。そして逃げる。
まるで鬼ごっこだ。
最後には、猫が怒り出して「シャー!」と叫んでソファの下に潜り込む。
「シャー!じゃねえよ!お前が邪魔しているんだろうが!!!」
注意1:猫に逆ギレしないように
Rにお土産を貰う。
「魚だ。じゃあ俺は仕事に行って来っから。」
彼は一足先に家を出る。
僕も続いて家を出る。R、Yちゃん、色々世話になったな。
と行きたいところだったが、最寄り駅の蛇田までの道がわからず、Yちゃんに同行してもらう。
雨の中すまんね。
今日の最初の行き先は松島。仙石線の松島海岸駅で下車する。
石巻と仙台の丁度中間点にある観光地だ。
駅のコインロッカーはやはり全部使われている。
Rから貰った魚、バッグに入るくらいの大きさなのだがいささか重い。
肩に食い込む感じがサックスとそっくりだ。
しかし泣き言は無しだ。
ここは気合で持ち歩く事にしよう。
感想15:結局どこに何をしに行っても荷物は重い
「駅を降りたら左の方に色々あっから」という非常に大雑把なRからのアドバイスを思い出す。
観光案内を見ると、確かにその通りである。
感想16:左の方に色々あっから、で済んでしまう観光地はなかなか無いだろう
駅から正面にはすぐ海がある。
取りあえず一番近くにある瑞厳寺を訪問。
寺とかには元々そんなに興味は無いのだが、こういうところを訪れると旅をしている気分になれるから不思議だ。
一応パンフレットに目を通してみる。
「松島青龍山瑞厳円福寺」すなわち瑞厳寺は臨済宗妙心寺の…。
天長5年(828)、慈覚大師円仁により…。
感想17:やはり僕に取ってそういう事はどうでも良かった
しかし、建築物そのものには割りと興味はある。
この日は雨だったからより一層強く感じたのだろうが、なんとも重苦しい。
寺の美観はもちろん素晴らしい。
襖などの絵柄は華々しい。
だが何であろう、この重厚過ぎる感じは。
ここに住んでいた人達の事を想像すると、自分がいかに自由に生きているかがわかる。
彼らは、先祖代々の色々な思いをその肩にしょって生きていたのだろう。
果たして彼等に、自分の意思で行動できる事がどれ程あったのだろうか。
そう思わせてしまう何かがそこにはある。
それは木材が暗い色をしている為か、厳しい天井の造りのせいなのかは判らない。
感想18:そんな大そうな事を考えているが、実は濡れた靴下が気持ち悪くて、そっちの方が気になる
さて、瑞厳寺の観光はこのくらいで良いか。
濡れた靴下で濡れた靴を履くと、不快感はより高まる。
そろそろお腹も減って来た頃だ。
仙台の近くと言えば、食べたいものは自ずと限られて来る。
さらに左の方へフラフラと歩いて店を探す事にしよう。
だがなるべく観光客を相手にしています!という雰囲気が出ていない店が良い。
雨がしとしと降る中、重い荷物を背負ってまた歩き出したのであった。
続く。
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