2008年9月29日月曜日

宮城小旅行雑奇 2日目-2

う、美味い!!!

あまりの美味しさに思わず叫びそうになる。

昔のアニメでミスター味っ子という番組があった。
その中で特に印象的なシーンは、味王と呼ばれる男が「美味い~!」と叫びながら、大阪城から顔、手足を突き出すものだ。

味王よ、その気持ち、良くわかるぞ!


感想19:ちょっとアニメネタが多すぎる。オタクにならない様に気をつけねば


僕は料亭みたいな店で牛タン定食を食べていた。
意に反して、観光客相手に客引きをしている店に入ってしまった。
なぜなら、バッグの重さに負けたからだ。
この地球上で重力に逆らえるものは何一つ無い。
あるとすれば、第二宇宙速度に達した物体だけである。


反省1:アニメ色を打ち消そうと、昔習ったうろ覚えの物理の知識でなんとかしようと試みる


しかしながら、こんなにも肉厚なのに柔らかくてジューシーな牛タンは初めて食べた。
普段ならランチにこの金額は出さないが、これは素晴らしい味だ。
大げさでは無く、僕の人生の牛タンの味の歴史に残るであろう。
また松島に来る事があれば、必ずこの店で食べたい。


そして旅を続ける。
オルゴール館に行こうとしたが、行き方が判らず引き返す。
オルゴール館というのは結構各地にある。
横浜にあった気がする。昔旅した北海道の小樽にあった。そして松島。
そんなにみんなオルゴール好きとは思えないが、旅情をかもし出すものがあるのであろう。

「松尾芭蕉 周遊コース」という触れ込みでフェリーが出ている。
しかし割りと混んでいる上に雨なので、今回は見送ることにした。


海沿いの公園を散策しながら、カンラン亭(パソコンで漢字変換できず)を訪れる。
ここは趣のある茶屋で、敷地内の伊達家の宝物庫も展示している。
受付で、僕の前のカップルはお茶を楽しむらしい。受付で色々注文している。
僕は宝物庫の券のみを購入。
しかし、宝物庫はこの茶屋をグルっと一周りして向かわなければならない。

程なく歩いていると、松島の風景を一望できる庭に出た。
右をみると、さっきのカップルが縁側の一番外側に座ってお茶を待っている。
その距離約50センチ。


感想20:君たちの気持ちは良く判るぞ。いくら絶景とは言え、こんなに目の前を人が通るとは想像だにしなかったよね


お互い目は合わせないがとても気まずい。
こんな設計ならば、僕がここでお茶を飲む事は一生無いであろう。
客商売なのに、こんなに人の気持ちを考慮していない店でやっていけるのだろうか。
これは松島マジックと言わねばなるまい。


感想21:自由人の僕にそんな心配はされたくないだろう


宝物庫では、食器やら鎧やらが飾ってある。
戦で旗に使っていた棒も数多く展示されている。
近づいて見ると、札がある。
「この~の木材で作られた旗は、どんな暴風雨にも折れる事は無かったと言われる。」
良く見ると、すぐ近くに同じ札が見える。
この宝物庫では、派手な鎧よりもこの棒を注目してもらいたかったと見える。


近くに、松島一帯の縮尺模型がある。
ボタンを押すとそこのランプが点灯する仕組みだ。
色々押してみる。その中で、「仙台」というボタンを発見。
あれ?仙台ってこんなに近かったっけか?
と不審に思い押してみる。やはり光らない。


感想22:仙台がこの模型の外にあるなら、こんなボタンを作るなよ


時計を見ると、そろそろ14時になろうとしていた。
仙石線は本数が少ない為、一つ乗り過ごすと時間を無駄にする事になる。
そろそろ、本日の最終目的地の仙台に向かおう。

松島の海よ、縁があるならまた来よう。
その時は芭蕉の周遊コースと、あの料亭の牛タン定食には必ず逢いにくるとしよう。
次は晴れていて荷物が軽い事を願う。

続く。

2008年9月26日金曜日

宮城小旅行雑奇 2日目-1

寒い。

9月の石巻の夜と朝は寒い。

外は雨。
雨が降る前に、あの魚の加工工場の臭いはしたのだろうか。
夜中に降り出した為に確認できず。残念。

みんなで朝食を食べる。
このコーヒーには湧き水は使っていない事であろう。
前日の頭痛は無い。

出立の準備をしていると、あの猫に遭遇。
お互いに目が合う。
あなたの生活を脅かしたくは無いが、僕の行く方向にあなたが居るのだから仕方が無い。
申し訳無いが、頭上を通らせてもらおう。

ところが、予想通り逃げる。
あの、そっちは僕が行きたい方向なのだが…。
また目が合う。そして逃げる。
まるで鬼ごっこだ。
最後には、猫が怒り出して「シャー!」と叫んでソファの下に潜り込む。

「シャー!じゃねえよ!お前が邪魔しているんだろうが!!!」


注意1:猫に逆ギレしないように


Rにお土産を貰う。
「魚だ。じゃあ俺は仕事に行って来っから。」
彼は一足先に家を出る。
僕も続いて家を出る。R、Yちゃん、色々世話になったな。
と行きたいところだったが、最寄り駅の蛇田までの道がわからず、Yちゃんに同行してもらう。
雨の中すまんね。

今日の最初の行き先は松島。仙石線の松島海岸駅で下車する。
石巻と仙台の丁度中間点にある観光地だ。
駅のコインロッカーはやはり全部使われている。
Rから貰った魚、バッグに入るくらいの大きさなのだがいささか重い。
肩に食い込む感じがサックスとそっくりだ。
しかし泣き言は無しだ。
ここは気合で持ち歩く事にしよう。


感想15:結局どこに何をしに行っても荷物は重い


「駅を降りたら左の方に色々あっから」という非常に大雑把なRからのアドバイスを思い出す。
観光案内を見ると、確かにその通りである。


感想16:左の方に色々あっから、で済んでしまう観光地はなかなか無いだろう


駅から正面にはすぐ海がある。
取りあえず一番近くにある瑞厳寺を訪問。
寺とかには元々そんなに興味は無いのだが、こういうところを訪れると旅をしている気分になれるから不思議だ。
一応パンフレットに目を通してみる。

「松島青龍山瑞厳円福寺」すなわち瑞厳寺は臨済宗妙心寺の…。
天長5年(828)、慈覚大師円仁により…。


感想17:やはり僕に取ってそういう事はどうでも良かった


しかし、建築物そのものには割りと興味はある。
この日は雨だったからより一層強く感じたのだろうが、なんとも重苦しい。

寺の美観はもちろん素晴らしい。
襖などの絵柄は華々しい。
だが何であろう、この重厚過ぎる感じは。

ここに住んでいた人達の事を想像すると、自分がいかに自由に生きているかがわかる。
彼らは、先祖代々の色々な思いをその肩にしょって生きていたのだろう。
果たして彼等に、自分の意思で行動できる事がどれ程あったのだろうか。
そう思わせてしまう何かがそこにはある。
それは木材が暗い色をしている為か、厳しい天井の造りのせいなのかは判らない。


感想18:そんな大そうな事を考えているが、実は濡れた靴下が気持ち悪くて、そっちの方が気になる


さて、瑞厳寺の観光はこのくらいで良いか。
濡れた靴下で濡れた靴を履くと、不快感はより高まる。

そろそろお腹も減って来た頃だ。
仙台の近くと言えば、食べたいものは自ずと限られて来る。
さらに左の方へフラフラと歩いて店を探す事にしよう。
だがなるべく観光客を相手にしています!という雰囲気が出ていない店が良い。

雨がしとしと降る中、重い荷物を背負ってまた歩き出したのであった。

続く。

2008年9月24日水曜日

宮城小旅行雑奇 1日目-3

デュークエイシス & 芹洋子(せりようこ)
愛唱歌でつづる昭和のうたコンサート


この人達はだれ?
それがチケットを見た時の思いだ。

石巻市民会館の大ホール、その席はほぼ埋まっている。4~500人は入っているだろうか。
右も左も初老以上のおじさん、おばさんだらけ。
目の前はステージである。

そう、僕とRは最前列、中央の席を陣取っていた。

なぜこのコンサートを聴きに来たかというと、Rの親戚からこのチケットを貰ったからだ。
その親戚もまた別の誰かに貰ったらしい。
地方ではこの手のチケットは色んなところを巡るらしい。

曲が終わる度に、左隣のおばちゃんは大喜びで拍手している。
このおばちゃん、僕が開演前にうとうとしていた時に飴をくれた。
右にR、そのまた右のおばちゃんはその時Rと世間話に華を咲かせていた。
石巻のおばちゃんは良く喋る。
いや、これは女性全般に言える事か…。

僕はというと、演奏中も疲労と頭痛で眠くて仕方が無かった。


感想10:ここがベッドだったら良いのに…。


つまらないから眠いのでは無いですよ!
と必死にデュークエイシスと芹洋子さんに弁解したかった。
最前列で居眠りされれば、それはそれは気になるだろう。


デュークエイシスとは、男性4人のコーラスのグループだ。
メンバーのうち、一人くらいは僕の2倍以上歳を重ねているのではないか、というくらいのベテラン達だ。
芹洋子さんは、童謡で有名な歌手。
普段は別々に活動する事が多いのではないだろうか。

現代は男性4人コーラスというのはあまりお目にかかれないが、上手い。特にリードヴォーカル。
芹洋子さんにいたっては、すんごく上手い。
伴奏はフルートとピアノのみ。


感想11:フルートはやはり、こういう綺麗で若い(?)女の子に限る


のだが、1セット目は知らない歌ばかり。
戦後に流行った歌謡曲を、時代を追って順に歌って行くのだ。
1時間あまりで、知っている曲は「りんごの歌」の1曲のみ。
僕とRには場違いのようなコンサートだった。

しかし、2セット目は、童謡も交えて歌い始めた為、僕達でも楽しむ事ができるようになった。


感想12:童謡はすごく上手い人が歌うと心に染みる


この頃からは眠気も少し遠のいてくれた。
途中デュークエイシスが引っ込み、芹さんのソロで数曲歌う。
彼女がステージを降りて、歌いながら客席を周り始めた。
皆握手を求める。
巡り巡って来て、なんと最後に握手をしたのは僕であった。
その時、芹さんの動きが止まった。
下を向いて微動だにしない。
一体どうしたのだろう…、と心配になったくらいだ。間奏中だったからだろうか…。
少しして、握手に伸ばしていた手を戻し、ステージに帰って行った。

次は芹さんが引っ込み、デュークが歌う。
曲名は忘れてしまったが、かえるの歌に衝撃を受けた。
みんなかえるの真似をして動き回る、とても愉快な曲なのだ。
そのエンターテインメントの徹する姿はまさしくプロの姿である。
なによりも、みんなMCが上手い。


このコンサートは、最初からエンターテインメントに徹しているのだが、それでお客さんの心を完全に掴んでいる。やはり、他人の為に音楽をやるのがプロなんだなあ、と再認識。
これをアートと呼べるのかどうかは判らないが、学ぶべき所は沢山ある。
少なくとも4~500人のお客さんが集まるわけだから。


コンサートも佳境に入り、「見上げてごらん、夜の星を」で締めくくる。
アンコールでは会場全体で「青い山脈」を熱唱。
バックスクリーンに大きく歌詞が出ていたので、僕でも一緒に歌える。
会場大盛り上がりの中コンサート終了。


そしてRの自宅に向かう。
夕飯はどうするんだ?と聞くと、
「うちのカミさんが用意しているから。純一郎よ、嫁にもらうなら料理ができる女が良いぞ!」


感想13:嫁自慢か


Rの自宅で刺身等をご馳走になる。この刺身など、知り合いから貰ったものらしい。
ここら辺では、色んな人から食料を貰えるらしいので、食費は意外にかからないらしい。
その分みんな所得は低いわけだが…。
家も平屋の借家なのだが、衝撃の低価格!2LDKでこの値段はありえん。

この夫婦は猫を1匹飼っている。
とても可愛い猫だが、交通事故の後遺症で下半身が動かない。オムツを常にしている。
この猫、名前は忘れたが、非常に人見知りである。
そのクセ、人が食事をしているとそれを目当てに寄ってくる。
「鯖の味噌煮ならあげても良いよ。」
と言われ、細かく切ってあげる。必死に喰らい付く様は可愛らしい。
「しかし、こんなに味の濃いものをあげて大丈夫なのか?」
この質問には二人とも無言。
どうやらそんな事は考えた事が無かったらしい。この猫の行く末が心配だ。

食後、近所の湧き水を頂く。
とても美味しい。何故か後引く味で、何杯でも飲んでしまう。
「クロエラという微生物が入っていて、健康にも良いんだ。美味しいべ?」
水だけでこんなに美味しいとは何事だろう。
しかし、この水でお茶やコーヒーを作ったりするのには向かないらしい。
味が消えてしまうんだとか。
だがこの水があればお茶もコーヒーも要らない。

「ネット借りて良いか?」
「家にはネットは無いんだ。」

…。


感想14:僕の世代で、今時ネットが使えない家は珍しい。とは言え、僕も未だに携帯の写真をパソコンに取り込むやり方も判らない。デジカメも未だに無い。お互いに時代錯誤だ…


明日はRは仕事の為、一人で旅行をする事になっていた。
Rの家のネットで色々調べれば良いか、という甘い計画はもろくも崩れ去った。
さて、明日はどうしたものか。
取りあえず風呂を借りて寝る事にしよう。

結局寝る時まで頭痛は引かなかったが、明日にはキレイに治っている事だろう。
明日は明日の風が吹く。思いつくままに旅をしよう。
そう、ジャズのアドリブソロのように。

宮城小旅行雑奇1日目終了。

2008年9月22日月曜日

宮城小旅行雑奇 1日目-2

潮の香りが心地よかった。

僕とRは防波堤に腰を下ろし、穏やかな石巻の海を眺めた。
お互いの右手に麦色の飲み物を持ちながら。

「ここの場所は、俺の友達がバイクで事故って逝ってしまったところなんだ。すぐそこでも最近女子高生が車に轢かれてな。」


感想6:縁起の悪いところに連れて来ないで下さい


しかし、その友達の霊を慰めに来たのか、良く解釈すれば。
「次はあそこに行くべ!石巻の人も滅多に行かないところだ。」
指差す先は、ここから見える灯台。
その手前には、波間に細長く石の路が伸びている。

サイクリングなんて久しぶりなので、風を切る感じが清々しい。
しかし折りたたみ式のタイヤの小さな自転車を借りたので、登り坂がすこぶる辛い。


着いた灯台付近から海を挟んで、魚の加工工場が見える。
石巻では雨が降る前に風向きが変わるらしい。そうなるとこの工場の匂いが街に届き、必ず雨が降る。
今はこちらに向かって風が吹いているわけでは無いが、それでも強烈な匂いだ。

なんだか、全く観光地では無いところばかり周るつもりらしい。
もう少しそういうところも周ろう、と言ってみたら、
「俺の人生はアンダーグラウンドだから!」


感想7:人生も案内場所も、もう少し正統派に近づいても良いんじゃないか


しかしここの地理は全くわからない為、Rに任せるしかない。
やがてここら辺りで一番大きな橋に辿り着く。
形が橋の中央にかけて弧を描いて膨らんでいる為、この自転車ではかなりガッツが必要だ。

「ここから飛び降りる人も結構居るんだよな!」


感想8:だから、縁起の悪いところに連れて来ないで下さい!


底抜けに明るい奴なんだが、どうしてこういうところばかり…。
10年くらいの付き合いになるが、つくづく不思議な奴だ。

その後数回、麦色の飲み物や米からできた飲み物で体力、気力を回復させつつ、 ようやく観光地らしいところにやって来た。

石ノ森漫画館。

駅にフィギュアを置くくらい、市全体で観光の目玉としようとしているらしい。
実際にアニメ、漫画ファンはここを目当てに遠いところからやって来るらしい。
しかし我々、いやRにとってはサイクリングの1通過点。
無料で入れる1階のエリアのみを探索。

受付の女の子、売店の子はみんな何かしらのコスプレをしている。
ゲゲゲの鬼太郎シリーズのオープニング、エンディングソングを流しているモニターを発見。
僕の世代が慣れ親しんだのは第3シリーズである事が判明。
今はなんと第5シリーズをやっているらしい。

この第5シリーズ、猫娘が可愛くなり過ぎている!
猫娘は可愛くないからこそ猫娘なのであって、これでは鬼太郎観が崩れてしまう。
大体、これじゃあ夢子ちゃんの存在価値が無いじゃないか!
などと怒ってみても仕方が無い。


感想9:僕達の知っている鬼太郎はもう居なくなってしまった。何事も移ろい行く世の中なんだなあ


その後再び石巻商店街に戻ってくる。
そしてこの街唯一の楽器店を訪ねる。
昔はオモチャ専門店だったらしく、今も店の敷地の半分はそれで埋め尽くされている。
店の外に大きな和太鼓がいきなり飾ってある。東京ではなかなか無い配置だ。
当然中のサックスが気になる。
ヤマハの一番安いモデルが2本並んでいる。
カウンターにはヴァンドレンのリードが顔を覗かせる。

「リードはこれしか無いんですか?」
とおばちゃんに話しかけてしまったのが運のつき、長々と世間話の相手をさせられる。
しかしやはり地方のヴァンドレン(青箱)の信仰は根強い。
中高生の吹奏楽ではこれしか買わないですからね。
おばちゃんがお喋りに満足した頃、日もそろそろ傾いて来た。
「じゃああそこに行くべか!」

これで石巻の観光は終わる事になる。
これから本日のメインイベント?の会場へ足を運ぶ。
多少の頭痛を抱えながらも、この時点で夜のイベントに心を躍らせていたわけでは無い。
しかしこれも何かの縁だ。
頭痛は気合で抑えるとして、本日の珍道中、気持ちよく締めくくって来る事にしよう。

続く。

2008年9月21日日曜日

宮城小旅行雑奇 1日目-1

朝日が眩しかった。

うっすら目を開ける。

車窓から見渡せるのは一面の田園風景だった。


仙台発の仙石線に乗って30分余り。
前日の強雨が嘘のように晴れ渡っている。

そして目を覚ました原因は朝日だけでは無かった。
子供達のはしゃぐ声。
それをいさめる老人。

あまり睡眠時間を取れずに出発し、移動中はほとんど眠っていたが、
眠り足りないものの、とても和む目覚めだった。

子供は元気だ。エネルギーに満ち溢れている。
子供と老人という組み合わせが、たまらなく懐かしいような、平和な思いをいだかせる。
子供達はとんぼをつかんで大はしゃぎ。


感想1:電車の中にとんぼがいるなんて不思議だ


というのはさて置き、子供がいる風景はとても良いなあ、と思っているうちに目的地の石巻駅に到着。
最初に駅で出迎えてくれたのは、サイボーグ009と仮面ライダーの等身大のフィギュア。
そして009のコスプレをした人1名。


感想2:ここは第2のアキバか


そして友人R。
久しぶりに会った彼はパンフレットを両手で体の中央に持ち、こちらを凝視している。その瞳の下の方ではヒゲが無造作に伸びまくっている。服装はまるでバックパッカー。


感想3:お前はいつから悟りを開いたんだ


そして彼の妻、Yちゃんも同行してくれていた。
「今日は連れまわすからな!まずは日和山公園だ!」
てっきり車だと思っていたら、2人とも自転車を引いている。
ということは、徒歩で向かうのだね。荷物持ちで。

駅周辺の商店街を歩く。
人通りは少ないのだが、あちこちでRの知り合いと会う。
「俺はこの商店街で生まれたから。昔は賑わっていたんだけどね。」
と言うように、弱冠シャッター商店街化している。
そして日和山へ。
山と言っても、坂を上って行くうちに頂上に着いてしまう、丘より少し高いくらいの山。

「この頂上に伝説のラーメン屋があるんだよ。」
伝説?すんごく美味いのか?
「俺らのすんごい小さい時からあって、地元の人もほとんど食べに行かないんだけど、潰れないで残っているんだよね。でも美味いよ。」
「私一回も行った事な~い。」
Yちゃんまで…。
そういう意味で伝説なのか…。でもせっかくだからそこで食さねば。


たどり着くと、なんともみすぼらしい店が。
しかも店の外には、祭りでもないのにお面が置いてある。
更に、きっと10年以上置き続けているであろうボードゲーム等、数々のオモチャが。


感想4:確かに伝説だ


ここで食事をする人はまずいないだろう、と思って店内に入ると、意外に盛況。
「ラーメン、おにぎりセット下さい。」
「ええ~と、おにぎりあったかな。おにぎりある~?ありゃ~、すみませんね、おにぎり切らしちゃってて…。」


感想5:おばあちゃん、その商売気の無さが伝説を築き上げたんだね


仕方なくラーメンだけを注文。やたらに時間がかかる…。
しかし、味は確かに美味しい。かなりさっぱりした醤油ラーメン。
R曰く、
「こっちの方ではとんこつラーメンは全く流行らないんだよね。醤油ラーメンでも、油も少なくてさっぱりしたのしか石巻の人は受け付けね~んだ。」
やたらと丁寧なおばあちゃん。
お礼を何度も言われ、公園へ。


こんな事を言ったら失礼だが、取り立てて書く程の事も無い普通の公園。
しかし、公園でも途中の住宅街でも、音というものがほとんどしない。
閑静な住宅街、と都心では売りにしているところもあるが、ここまで無音なところはまず無いだろう。
車さえほとんど通らない。歩いている人も見つからない。
ここには本当に人が住んでいるんだろうか?と疑ってしまう。


暑さと坂道の疲れもあり、ここで奥さんのYちゃんは自宅に戻る事に。
そして自転車を借り、Rとサイクリングの旅に出る事に。
それは珍道中の始まりに過ぎなかった…。

続く。

2008年9月19日金曜日

石巻

明日は宮城県へちょっくら観光に行ってきます。
台風が近づいていますが、気にしない事にします。


石巻は宮城県の第2の都市にして、江戸時代には米どころとして栄えたらしいです。
人口は17万人、品川区の丁度半分だ………。

日和山公園、石巻文化センターや、石ノ森漫画館が観光の目玉らしいです。
そして何よりもの売りは海の幸です。

訪ねる友達の実家は確か料亭で、かなり舌も肥えているのです。
彼は東京の魚、特に刺身は一切食べませんでしたからね。
しかし、東京で生きるにはそれは不便だろうと思いますが。


明日は1泊で行ってくるのですが、サックスは持って行かない事になりました。
久しぶりに身軽に動き回れる!
しかしテナー・サックスって重いですね。
常に持ち歩いているとその重さが効いてきます。

雨よ止め、雨よ止め。
八代亜紀に抗議して来ようかと思ってしまいます。

2008年9月17日水曜日

ビッグバン実験ですと!!!

最近ヨーロッパのセルン研究所で、加速した陽子同士を衝突させて、ビッグバン直後の状態を再現しようとする実験が始まったらしいですね!

今日は疲れ果ててしまっていたのですが、そういう時は意外と眠れないもの。
しかし、それを吹き飛ばすくらいの衝撃を受けてしまいました。

しかも、その結果極小のブラックホールが作りだされる可能性もあるらしいですよ!!!


なんじゃそりゃ~!!

人間にそんな事ができるのだろうか!
人類の英知の勝利なのか、破滅への一歩なのか…。


ビッグバンといえば、宇宙が誕生した時の大爆発ですね。
本来物質が生まれる時には必ず反物質も生まれ、お互いに衝突して消えてしまうといいます。
ビッグバン後はそのバランスが崩れ、物質だけがより多く生み出され、長い長い変成を経て今の宇宙ができた、と言われています。

色んな理論が生み出され、推測されていますが、ビッグバンに関しては要するによく判らないんですよね。無から有に転換する、と言葉では言えますが、既に人間の想像力を超えた領域です。

それをほんの小規模ながら近い状態にできる可能性がある!
この実験に参加したかった~!!
って、科学者になるなんてとうの昔に諦めたじゃないか、と自分へ突っ込み。


ちなみに微小なブラックホールなら生成されても危険は無い、との事です。
すぐに消滅してしまうみたいですしね。でもそれを見てみたい!


この実験が成功したら、史上最大の科学の発見に繋がる可能性がありますよね。大げさですかね?
結果は2ヶ月後に出るみたいです。

しかし、どうしてこういうことがメディアでは取り上げられないのでしょう。
総裁選の100倍以上興味があるんですけど。
ネットで検索しても大して引っかからないのも腹が立ちます。

それにしてもこんなにワクワクしたのは久しぶりだったかもしれません。

2008年9月15日月曜日

またピアニストとして

明日は発表会なのですが、またピアニストとして伴奏します。

ここのところ、サックスの練習よりピアノの練習の方が多かったですからね。
お陰で明日は何とかなると思いますが、さすがに少し飽きました。
今回取り入れた4thヴォイシングという和音の弾きかたが意外に馴染めず、
ちょい苦労しましたが、これで少しは身についたと思います。


9月17日の水曜日には、関内のファーラウトで5サックス・オーケストラのライブがあります。
9月はジャズの演奏は無いのですが、その分5サックスは未だかつてないくらい本番がありました。

関内ファーラウト
20時スタート チャージ2500円
http://www.jazz-farout.jp/

このアンサンブルでは、普段より少し固くて通る音が出るセッティングにしました。
本来の僕の目指す音とは弱冠違いますが、このアンサンブルにはこちらの方が合うので、
しばらくこれで行きたいと思います。

ではみなさん是非いらして下さいね!

2008年9月9日火曜日

旅の行き先決定

9月中に一人旅に出ると、このブログでは書きました。
行き先がようやく決まりました。

本来一人旅というのは苦手なのです。
なぜかって?そりゃ寂しいからですよ。
でもそれでしか得られないものがあるのは確かです。

しかし、決定した行き先は、宮城県の友達のところです。
要するに、移動中は一人だけど、それ以外は一人ではない、という結果になりました。
彼は僕が20歳頃からの友達で、何度か仕事でも一緒に演奏したドラマーです。
諸事情があって実家に帰ったみたいですが、
「じゃあセッションでもすんべ!」
と、息抜きの旅なのに結局音楽もするんですか…、と思いつつ、
それこそ我が人生なのか、と諦めの気持ちも出てきます。

あの頃は利益も何も考えず、純粋に音楽を楽しんでいました。
その懐かしい感覚も存分に味わって来たいと思います。
Rよ、待っててくれ!

2008年9月1日月曜日

あ~疲れた。

昨日は5サックスオーケストラのライブでした。
来て下さった方々、ありがとうございます。

今回は千葉のイタリアンレストランです。非常にカジュアルな店と聞いていたのですが、内装は凄く豪華。
しかも、元々オフィスでしょう、といった間取りで、特に社長室な感じのところがプライベートパーティ用でした。

このアンサンブルは吹き続けなので非常に疲れるのですが、段々慣れて来たのと、今回は2セットなのでそんなには疲れませんでした。

合間にビールを頂いてしまったのですが、最近どうも酒が弱くなったようで、2セット目は夢心地でした。
実はこの前の八王子のライブでも2セット目はもう眠くて眠くて…。
それでも演奏している自分にはちょっとビックリですけどね。
しばらく演奏中で飲むのは止めようと思いました。


ライブが終わって軽く飲みに行ったのですが、○間土間の店員がちんたらしているせいで、終電に乗り遅れてしまったのです。
店員のせいにするのは間違っていますね、後10分早く帰っていれば…。

家の最寄り駅は東急目黒線の武蔵小山という駅なのですが、目黒までならだいたい辿り着けるのです。
そこからいつも気合で歩いて帰っていたのです。
普段は楽器など荷物が多い上に結構坂が多いので、この時期は汗だくでヘトヘトになって帰り着くのです。しかし、タクシーに乗ってみれば、980円と、意外に安く帰れました。

何だか知りませんが、僕自身の貧乏性がなかなか抜けないんですよね。
お金を使う、という事自体に少し罪悪感を感じてしまうのです。
まあず~っと貧乏していましたからね(親のせいでは無く、自分のせいです)。
誰か人が居れば良いのですが、どうしても自分の為だけにお金を使うことはなかなか出来ません。
浪費するよりは良いか、と自分を納得させていますが、お金も時間も効果的に使うのは意外と難しいものです。

少なくとも、終電を逃し、目黒までしか辿り着けなかった場合、気合で歩いて帰って次の日まで疲れを引きずるより、素直にタクシーで帰ろうと思いました。
お金を使いたいだけ使ってみたいな…という願望がありますが、良く考えたら欲しい物も特に無いし、今で分相応なのかもしれませんね。