アドリブソロについて-3
さて、今回は②番の方法を考えてみましょう。
②その場のインスピレーションでやっていくタイプ
この方式を採用するプレイヤーが意外と少ないのは、超危険な演奏だからです。
なぜ危険かというと、失敗が多いからです。
インスピレーションが浮かばないとすべてが終わり。
しかし、降りてくれば神がかり的な演奏ができる…、かもしれない。
ようは、悪魔と取引するような方式といえるでしょう。
そこまで大げさに言わなくても良いんですけどね。
②で一番ネックになるのはリズムです。
音楽を格好良くする要素で、一番大切なのはリズムだと思います。
ジャズやR&B、ラップ、ロック、ポップスなども、フレーズの内容よりもリズムのほうが大事だったりします。
なので、革新的なフレーズをリズムよれよれで演奏するよりも、簡単なフレーズを素晴らしいリズムで演奏したほうがよほど格好良くなるのです。
インスピレーションでやる場合、そのアイデアをある程度ちゃんとリズムに乗せて演奏できない場合、すべてが台無しになってしまいます。
それが完璧にできる人は、もはや天才の域に入るかもしれません。
ハーモニーにちゃんと乗せようとすると、音を選ばないといけない為、若干音を出すのが遅くなります。
リズム重視で行くと音を外したくないのに外す確率が高くなります。
しかし、こちらのほうがマシに聴こえます。
ですがとても不思議な演奏になっていきます。
僕自身もこの方式でやる場合、思考が追い付かない場合もあるので、そこはもう勘に頼ることにしています。
失敗したら失敗したで仕方ない、という諦めが必要です。
管楽器や弦楽器は音程も操作しなくてはいけない為、そこも気を付けないといけません。
一番大事なリズムがクリアできても、二番目に大事な音程を外すのでは格好悪くなってしまいます。
そして、この②ばかりで演奏するタイプ、毎日演奏すると早々に限界が来ます。
昨日と同じ演奏はしたくないので、毎日違う演奏を模索する事になります。
そうなれば、天才たちでも限界は意外と早くやって来てしまいます。
そこで手を出しかねないのが、ドラッグです。
薬の力で、新しいインスピレーションを手に入れられたのでしょう。
しかし、これにもやはり限界があるのです。
体が壊れるか、精神が壊れるか、インスピレーションが枯渇するか。
ちなみにドラッグは違法なので絶対に止めましょう。
この方式で演奏するプレイヤーは、マイルス・デイビス、ウェイン・ショーター、セロニアス・モンクなどでしょうか。
あとはフリージャズ系の人もそうですね。
ただし、マイルス・デイビスは自分の演奏重視ではなく、バンドとアンサンブルを駆使して自分の負担を分散させています。
そして一番おいしいところを持っていく超ワンマン社長と言えるでしょう。
チャーリー・パーカーもこのタイプに分類したい気もしますが、彼が開発したフレーズを繰り返し繰り返し使うので、僕は③に分類します。
次回③について書こうと思いますが、みなさん想像する通り、①と②のミックスです。
全体的なまとめを含めて、もう一つ記事を書いてこのシリーズは終了したいと思います。
②その場のインスピレーションでやっていくタイプ
この方式を採用するプレイヤーが意外と少ないのは、超危険な演奏だからです。
なぜ危険かというと、失敗が多いからです。
インスピレーションが浮かばないとすべてが終わり。
しかし、降りてくれば神がかり的な演奏ができる…、かもしれない。
ようは、悪魔と取引するような方式といえるでしょう。
そこまで大げさに言わなくても良いんですけどね。
②で一番ネックになるのはリズムです。
音楽を格好良くする要素で、一番大切なのはリズムだと思います。
ジャズやR&B、ラップ、ロック、ポップスなども、フレーズの内容よりもリズムのほうが大事だったりします。
なので、革新的なフレーズをリズムよれよれで演奏するよりも、簡単なフレーズを素晴らしいリズムで演奏したほうがよほど格好良くなるのです。
インスピレーションでやる場合、そのアイデアをある程度ちゃんとリズムに乗せて演奏できない場合、すべてが台無しになってしまいます。
それが完璧にできる人は、もはや天才の域に入るかもしれません。
ハーモニーにちゃんと乗せようとすると、音を選ばないといけない為、若干音を出すのが遅くなります。
リズム重視で行くと音を外したくないのに外す確率が高くなります。
しかし、こちらのほうがマシに聴こえます。
ですがとても不思議な演奏になっていきます。
僕自身もこの方式でやる場合、思考が追い付かない場合もあるので、そこはもう勘に頼ることにしています。
失敗したら失敗したで仕方ない、という諦めが必要です。
管楽器や弦楽器は音程も操作しなくてはいけない為、そこも気を付けないといけません。
一番大事なリズムがクリアできても、二番目に大事な音程を外すのでは格好悪くなってしまいます。
そして、この②ばかりで演奏するタイプ、毎日演奏すると早々に限界が来ます。
昨日と同じ演奏はしたくないので、毎日違う演奏を模索する事になります。
そうなれば、天才たちでも限界は意外と早くやって来てしまいます。
そこで手を出しかねないのが、ドラッグです。
薬の力で、新しいインスピレーションを手に入れられたのでしょう。
しかし、これにもやはり限界があるのです。
体が壊れるか、精神が壊れるか、インスピレーションが枯渇するか。
ちなみにドラッグは違法なので絶対に止めましょう。
この方式で演奏するプレイヤーは、マイルス・デイビス、ウェイン・ショーター、セロニアス・モンクなどでしょうか。
あとはフリージャズ系の人もそうですね。
ただし、マイルス・デイビスは自分の演奏重視ではなく、バンドとアンサンブルを駆使して自分の負担を分散させています。
そして一番おいしいところを持っていく超ワンマン社長と言えるでしょう。
チャーリー・パーカーもこのタイプに分類したい気もしますが、彼が開発したフレーズを繰り返し繰り返し使うので、僕は③に分類します。
次回③について書こうと思いますが、みなさん想像する通り、①と②のミックスです。
全体的なまとめを含めて、もう一つ記事を書いてこのシリーズは終了したいと思います。
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