「ひょうそう」になってしまいました
みなさん、「ひょうそう」という感染症をご存じでしょうか。
Wikipediaから引用すると
ひょう疽(瘭疽、ひょうそ)とは、細菌感染症の一種。爪囲炎、化膿性爪囲炎ともいう。指先が黄色ブドウ球菌による感染で爪の周りが赤く腫れて痛がることがある。陥入爪でなりやすくなることもある。手のひょう疽の場合はなかなか治りにくく水仕事をしている主婦や掃除屋、調理師などは慢性化しやすい傾向にある。病理学的に言えば、指に発症する蜂窩織炎である。
ということですが、これを全て読んだ方はすごいと思います。
僕はいわゆる巻き爪という爪の部類に入るらしく、特に足の爪にその特徴が顕著に現れているようです。
巻き爪の人はなりやすいようです。
15年前、まだ大学生だった時(ああ、大学生時代がもうそんなに昔なのか…)、左足の親指の人差し指側がなりました。
今回も場所は同じです。
Wikipediaの引用を読んだだけで症状を想像できるのはおそらく医学系の仕事に携わっている人だけだと思います。
要は、その箇所が腫れて膿んで痛い、ということです。
で、どうやって治療するかと言うと、麻酔を打って、爪を切り取るのです。
今日外科の病院に行って、まさか当日処置されるとは思いませんでしたが、その処置を受けてきました。
町医者では扱う事も少ないらしく、担当になった女医さん(推定年齢40代後半)の方は、「ひょうそうだって、どうしよう。」
と熟練看護師さん(推定年齢50代後半)に相談するのです。
その時点で、患者としては若干不安です。
「切り取ったほうが良いと思います。」
「そうねえ…。」
女医さんは腕時計とにらめっこしながら思案しています。
受付時間ぎりぎりに行ったので、この処置のせいで帰りが遅くなるのは明らか。
みなさんすみません!
「では突貫工事しましょう。」
「わかりました。」
まさかまさか、今日手術するの?
…仕方なく僕は覚悟を決めました。
「では麻酔を打ちます。」
と熟練看護師さんが言いました。
足の親指付近に麻酔を打たれた方はいるでしょうか。
なかなかの痛みです。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
と、こちらはやせ我慢をするしかありません。
「もう一本麻酔打ちます…、大丈夫ですか?」
「大丈夫です(痛いに決まってるだろ)。」
「あら、痛みに対して強いですね。」
この一言、この一言の為にやせ我慢したのです!
男って馬鹿だな…。
麻酔の痛みというのは、これから始まる突貫工事の痛みに比べればかわいいものです。
今度は女医さんに交代します。
寝転がっているので何をしているのはわかりませんが、まあ爪を切り始めたのでしょう。
「これは痛いですか?」
「痛いです。」
「これも痛いですか?」
「痛いです。」
「あれ、おかしいな…、麻酔打って10分以上経っているよな…。」
そう、ぼくはどうやら麻酔が効きにくい体質らしく、15年前はもっと麻酔を打ってもらったのです。
しかし今回僕はこう助け舟を出しました。
「痛いですが我慢できない程ではありません。」
この時、僕の頭の中にあったのは、三国志に出てくる、関羽に行われたある外科手術の話です。
関羽と言えば、主君劉備玄徳に仕えた、無敵の英雄です。
そんな無敵の関羽も、ある時戦の最中に矢をひじに受けてしまい、先端が中に埋まったまま、傷は化膿し、どうしようもなくなりました。
そんな中、当時の先端的な医者、多分あまりに先を行きすぎていて変人扱いされていた医者が言うのです。
「これを治すには、ひじを切り開いて矢の先端を取りだすしかない。」
当時は麻酔も無い時代ですからね。
こんな恐ろしい手術はありません。
しかし関羽はその手術を受けるのです。
しかも、小説によると「痛い」という単語を一度も発しなかったとか!!!
まあ、小説なので大分脚色はされているでしょうが、麻酔無しでそんな手術を受けるなんて、普通じゃできません。
僕も痛いとは言ってしまったものの、麻酔もある時代だし、とにかく少しでも関羽を見習って痛みを我慢するしかありません。
我慢できないほどじゃありません、という言葉に勇気づけられたのか、女医さんは手術を開始しました。
まあ痛いですよ。
爪を切るというのは、キリキリ!て感じです。
さすがに関羽のようにはいかず、「痛い。」と発してしまったこともありますが、無事に終りました。
「ひょうそう」は患部の爪さえ切り取って消毒すれば比較的早く治る病気ですからね。
おかげでこんな足になりました。
ガラケーからの画像なのでこれで勘弁して下さい。
僕の親指の4倍くらい包帯巻かれました。
明日もまた病院に行かないといけません。
巻き爪のみなさん、「ひょうそう」にはくれぐれもお気をつけ下さい。
Wikipediaから引用すると
ひょう疽(瘭疽、ひょうそ)とは、細菌感染症の一種。爪囲炎、化膿性爪囲炎ともいう。指先が黄色ブドウ球菌による感染で爪の周りが赤く腫れて痛がることがある。陥入爪でなりやすくなることもある。手のひょう疽の場合はなかなか治りにくく水仕事をしている主婦や掃除屋、調理師などは慢性化しやすい傾向にある。病理学的に言えば、指に発症する蜂窩織炎である。
ということですが、これを全て読んだ方はすごいと思います。
僕はいわゆる巻き爪という爪の部類に入るらしく、特に足の爪にその特徴が顕著に現れているようです。
巻き爪の人はなりやすいようです。
15年前、まだ大学生だった時(ああ、大学生時代がもうそんなに昔なのか…)、左足の親指の人差し指側がなりました。
今回も場所は同じです。
Wikipediaの引用を読んだだけで症状を想像できるのはおそらく医学系の仕事に携わっている人だけだと思います。
要は、その箇所が腫れて膿んで痛い、ということです。
で、どうやって治療するかと言うと、麻酔を打って、爪を切り取るのです。
今日外科の病院に行って、まさか当日処置されるとは思いませんでしたが、その処置を受けてきました。
町医者では扱う事も少ないらしく、担当になった女医さん(推定年齢40代後半)の方は、「ひょうそうだって、どうしよう。」
と熟練看護師さん(推定年齢50代後半)に相談するのです。
その時点で、患者としては若干不安です。
「切り取ったほうが良いと思います。」
「そうねえ…。」
女医さんは腕時計とにらめっこしながら思案しています。
受付時間ぎりぎりに行ったので、この処置のせいで帰りが遅くなるのは明らか。
みなさんすみません!
「では突貫工事しましょう。」
「わかりました。」
まさかまさか、今日手術するの?
…仕方なく僕は覚悟を決めました。
「では麻酔を打ちます。」
と熟練看護師さんが言いました。
足の親指付近に麻酔を打たれた方はいるでしょうか。
なかなかの痛みです。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
と、こちらはやせ我慢をするしかありません。
「もう一本麻酔打ちます…、大丈夫ですか?」
「大丈夫です(痛いに決まってるだろ)。」
「あら、痛みに対して強いですね。」
この一言、この一言の為にやせ我慢したのです!
男って馬鹿だな…。
麻酔の痛みというのは、これから始まる突貫工事の痛みに比べればかわいいものです。
今度は女医さんに交代します。
寝転がっているので何をしているのはわかりませんが、まあ爪を切り始めたのでしょう。
「これは痛いですか?」
「痛いです。」
「これも痛いですか?」
「痛いです。」
「あれ、おかしいな…、麻酔打って10分以上経っているよな…。」
そう、ぼくはどうやら麻酔が効きにくい体質らしく、15年前はもっと麻酔を打ってもらったのです。
しかし今回僕はこう助け舟を出しました。
「痛いですが我慢できない程ではありません。」
この時、僕の頭の中にあったのは、三国志に出てくる、関羽に行われたある外科手術の話です。
関羽と言えば、主君劉備玄徳に仕えた、無敵の英雄です。
そんな無敵の関羽も、ある時戦の最中に矢をひじに受けてしまい、先端が中に埋まったまま、傷は化膿し、どうしようもなくなりました。
そんな中、当時の先端的な医者、多分あまりに先を行きすぎていて変人扱いされていた医者が言うのです。
「これを治すには、ひじを切り開いて矢の先端を取りだすしかない。」
当時は麻酔も無い時代ですからね。
こんな恐ろしい手術はありません。
しかし関羽はその手術を受けるのです。
しかも、小説によると「痛い」という単語を一度も発しなかったとか!!!
まあ、小説なので大分脚色はされているでしょうが、麻酔無しでそんな手術を受けるなんて、普通じゃできません。
僕も痛いとは言ってしまったものの、麻酔もある時代だし、とにかく少しでも関羽を見習って痛みを我慢するしかありません。
我慢できないほどじゃありません、という言葉に勇気づけられたのか、女医さんは手術を開始しました。
まあ痛いですよ。
爪を切るというのは、キリキリ!て感じです。
さすがに関羽のようにはいかず、「痛い。」と発してしまったこともありますが、無事に終りました。
「ひょうそう」は患部の爪さえ切り取って消毒すれば比較的早く治る病気ですからね。
おかげでこんな足になりました。
ガラケーからの画像なのでこれで勘弁して下さい。
僕の親指の4倍くらい包帯巻かれました。
明日もまた病院に行かないといけません。
巻き爪のみなさん、「ひょうそう」にはくれぐれもお気をつけ下さい。
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