2016年9月22日木曜日

私のサックスケースは何処へ-2

サックスケースには流行り廃れがあります。

安全性、デザイン性、コストなどを考慮して、常に進化を続けているのです。



…という事は、マーティンのように進化から取り残された楽器に取っては悲劇でもあります。


なぜなら、入るケースが非常に少ない!!!



どうして入らないかというと、形状が今のサックスと異なるからです。

一番違うのは、ベルに付いているキーが普通と反対側に付いているのです!

これのせいで、ほとんどのケースには入りません。



写真で比べて見ましょう。


まずは、これまでメインで使っていた、セルマーマークⅥ(通称フラセル6)。




これもヴィンテージですが、現代の楽器は、これとだいたい同じ形をしています。

これの一つ前の世代の、セルマー・スーパー・バランスド・アクションという楽器が、現代のサックスの形状を決定づけた、と言われています。

また、マークⅥにもアメセル、フラセルとあるのですが、ここではその話は割愛。




そして、マーティンを見て見ましょう。








よーく見ないとわかりません。

ベル(ラッパ)の近くのキー(ふた)が二つ分、マーティンには写っていないのが、よーく見るとわかるかと思います。

無いのではなく、反対側に付いているのです。


なぜか?


…。

…。





わかりません!!








お互いの利点を考えて見ましょう。

セルマーマークⅥのように、ベルのこちら側に付いている場合。


サックスは立って吹いたとしても、だいたい少し斜めに構え、写真の側が上に来ます。

そのせいかどうかわかりませんが、キーが軽いです。

なにせ左手の小指で操作する箇所ですから、軽いという事は、非常に扱い易く、力もかからない上に、リズムも良くなるし、誤操作も少なくなります。







反対に、マーティンのように普通と反対側に付いている場合を考えてみましょう。



みなさん、写真を見て一目瞭然でしょう。




彫刻が良く見えるでしょう?






そう、彫刻が良く見えるのです!!!(二回目)






キーは重力に逆らっているせいか、重いですよ。

その分リズムも悪くなりがちですし、操作部も変な角度で付いているので誤操作も増えがちです。


でも、そんなのは良いんですよ。

彫刻さえ良く見えれば!


美的センスはこちらが上、という事です。






次回こそはケースの話に移行したいと思います。

続く。

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