2009年1月8日木曜日

新日本人と呼ばれて-2

その後しばらくして、日本では景気が回復して来た、と言われるようになりました。
これは金融危機が起こるまでの、つい最近までの事です。


しかし、この時点でも、景気の回復を実感していたのは一部の人だけです。
そもそも、派遣や契約社員を増やして人件費を削っていただけですからね。


そして去年末に金融危機が起こってしまいました。


という事は、新日本人たちは物心ついてから景気が良かった経験が無いのです。
しかも今はどんどん酷い方向に向かっているわけですから、景気が良くなる、という事自体イマイチ信じられないのでは無いでしょうか。
現実からあまりに遊離している夢物語のような感じだと思います。
更にいつ首を切られるかわからない。
だから、景気が半永久的に悪いであろう事を覚悟しての消費減と思われます。


また、生まれた時からほぼ全ての家電製品があったので、それらに対する感動もありません。
「空を飛べる車が、手の届きそうな価格でかえるかも!」
という状況が起こればみんな頑張って手に入れようとするかもしれませんが、それはまだ大分先のようです。猫型ロボットも…。


更に老後の不安というのは、今の老人達よりはるかに大きいと思います。
僕の勝手な推測では、国民年金だけでは毎月4万円くらいしか貰えないんじゃないか、とふんでます。
当然そんな収入では暮らして行く事はできませんから、働かなくてはなりません。
健康保険もどうなるか分からないですしね。
体が動かなくなるまで働く…。
そして動かなくなったら…。


ここら辺の問題は、家制度の崩壊もかなり関係があると思います。
日本古来の家制度からの解放、という事で核家族化がなされました。
核家族化すれば、景気が良くなるのは当然です。
新たに住むアパートやマンション、家電製品、車などなど、それまでの単純に2倍、兄弟がいれば3倍、4倍必要になるわけですからね。
過去の高度経済背長はこれに寄与するところも大きいはずです。
しかし、親の面倒は一緒の家に住んでいた家族がするものだったのが、施設や老人ホームに移行して来ました。それに入れない人は一体どうしろと言うのでしょう。

家制度では、特にその家に嫁いで来る嫁に負担が大きかったかもしれません。
嫁姑問題は、未だにドラマの題材になるくらいの悲劇、いや喜劇か…。

考えてみると、核家族化というのは手を出してはならない禁断の果実だったのかもしれません。

こういう意見は決して僕のオリジナルでは無くて、既に色んな知識人が指摘している事です。


こんな現実を抱えている新日本人が、消費を抑えて貯蓄に走ろうとするのは当然の事では無いですか?

なんだか悲観的な事ばかり書いてしまいましたね。
でも私達で良い社会を作る義務があると思います。

家制度の復活は難しいですけどね…。
しかし、同居している親に子供を預けて、夫婦共働きもできるわけですし。
親は孫がいて幸せでボケないし、子供も愛情を注いでくれてすくすく育つはずです。

というのはあまりに楽観的過ぎですか?
ここにおいても、トラブルを回避できるコミュニケーション力と忍耐力が必要なわけですが…。

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