イタリア旅行記-21

昼食にはピザを食べよう。


イタリア料理は美味しいイメージがあるが、レパートリーとなると、意外と少ない事に気づく。


ヴェネツィアでは、数年前までピザが無かったそうだ。
ピザといえば、ローマとかナポリとか、南の方の郷土料理だったのだ。

ここではもっぱら海鮮系が主流なのだが、数年前に入って来たというピッツェリアの一つ、アックア・パッツァに向かう事にする。

サンマルコ広場から西に向かって行く。

少々値段が高い、と書いてあるのが気になるところだが、まあ新婚旅行だ。
そこまで倹約する必要もあるまい。


…。


と、せっかく心構えを整えたところだが、行ってみると定休日だ。



なんだよ、せっかく身構えたのに。



と言って、他に候補も無く、どこか適当に入る事に。
この広場はアックア・パッツァが休みの為か、寂しい感じなので更に西に行ってみる事にする。



「昼からテラスでビールが飲みたい。」
という妻の要望に応えるべく、それらしき店を探す。

また新たな広場に出たところで、テラスのあるレストランを見つけ、入る。







一見高そうなところだが、お手頃価格なので一安心。


初志貫徹、という事で、僕はピザとビールを注文。妻はパニーニとビールを。


歩いているとあまり感じないが、テーブル席では日差しが強くてとても暑い。
テーブルクロスを膝に引っ張ってきて遮光してみる。
これが意外と涼しい。


程なくピザがやってくる。

…。

……。

うーん、まずい。一昔前の冷凍食品レベル。

適当に店に入ると失敗するというのは本当だ。



と、周りを見渡すと、なにやらオレンジ色の飲み物をみんな飲んでいる。





気になるので、「あのオレンジの飲み物は何?」
と英語で店員に聞いてみると、

「スプリッツといって…。」
丁寧な男性店員はそのスプリッツというヴェネツィアで良く飲まれる物の細かい成分まで説明しだしたので、
「それはアルコール入ってる?」
「はい、ワインの一種ですから。」
という事で追加注文決定。


そしてスプリッツなるものを飲んでみる。



うーん、まあまあかな。
あまり甘く無くてあっさりしているのは良いが、特別美味しいという程でもない。
でもヴェネツィアの風土に触れている感じがして良い。




さて、イマイチではあったが昼食を終え、更に西に向かう。


上の写真はアカデミア美術館であろうか。


ここら辺りから南に進路を変更。



つづく。


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