2008年5月31日土曜日

常に創造性を

金曜日はほとんどレッスンの仕事をしているのですが、
教えている現場で結構空き時間もある為、サックスの練習時間としても有効活用しています。


最近、自分の演奏の完成度が高まっているのを感じるのですが、
同時に少々飽きて来ていたのです。

アドリブソロにおいてジャズ系のミュージシャンは、各々の哲学によって何を大切とするかは一人一人違います。
常に挑戦的な演奏をしたい?と思う人が多いと思うのですが、完成度がかなり高くないと、
聞いている人には何をやっているのか判らないのです。
特に思うのは、管楽器の人はイメージできない音は吹くべきではありません。
ピアノの場合は取りあえず鍵盤を押せば音がでますが、管楽器でそれをやると音にすらならない場合もあるので。

完成度が高い=安定している という事でもありますが、=マンネリ化していると言えなくもありません。
まだバークリーの学生だった頃は、とにかくチャレンジしていました。
上手く行くか行かないか、まとまるかまとまらないか、それを心配するよりも思いついた事は全て試す、みたいな感じでした。
しかし、自分のテクニックを上回るアイデアというのは必ず失敗するのです。
そして、プロとしてまがりなりにもお客さんの前で演奏する手前、失敗は許されないのです。

しかし、自分の演奏に飽き始めていたので、今日の練習時間に色々新しい事を考えて練習してみました。これが楽しい楽しい。
こういうアイデアも、昔吸収しきれなかった事だったり、街角やテレビでちょっと耳にしたり、そういうところから拾ってくる場合が多いですね。


アドリブソロというものに関して、今までかなり深く考えて来たつもりですが、人間の脳から楽器をコントロールする指令を出す速度も考えて、完璧なアドリブソロというのは不可能なのです。
何をもって完璧なアドリブソロとみなすかは人によって違うのですが、僕の言及するのはかなりシビアな基準ですね。この基準で演奏できたプレイヤーは過去の天才達にも居ないですし、これからも現れないでしょう…。


まあこれは置いておいて、演奏の安定度というのは人生の安定度に似ている気がします。
余裕というのは安定からしか生まれませんが、刺激は不安定からしか生まれません。
しかしこの2つのうち、どちらか1つに極端に偏る、というのも在り得ないと思います。
安定しきっている、と思っていても、不安定の影が潜んでいるのに気づいていないだけかもしれません。
逆に、不安定すぎるのも人として生きていく事ができません。

ジャズにおける演奏もこれと同じだと思います。
その人の性分によって多少はどちらかに傾いていると思いますが、両方大事なのです。
また話が大きくなってしまいましたが、今日の練習のように創造性を発揮する事を常に心がけないといけないですね。しかしこの階段を登るには一筋縄では行かないのです。
どうやって登るか、どこに階段があるかは上がれば上がる程誰にもわからないのです。

ところで僕はどちらに傾いているのか?
それは内緒です。僕の人生観がもっとバレてしまいますから…。
しかし自分で思っているのと人から見るのではギャップがありますから、結局はそういう事は誰にも、さらに自分自身でさえも正確には把握出来ない、という事だと思います。

2008年5月27日火曜日

腑に落ちない事

この前八王子ソフィアに来てくださった方々、ありがとうございます。
雨が降った為ソプラノサックスは持っていかなかったのですが、
和気藹々という感じで楽しかったです。
ソフィアの時は雨が多い気がします。雨男なのかな…。

この時も言われましたが、僕って日テレの羽鳥アナウンサーに似ているのでしょうか。
かなりの頻度で言われます。意外です。
嬉しく無いわけではないですが微妙です。


腑に落ちない事というのは別にこの事ではありません。

中国の四川省で大地震がありましたね。
こういう天災に関してはどう納得して良いのか判りません。
納得する必要など無いのかもしれませんね。
でもこういう事を一々考える性分なのです。

今回の大地震の被害は人災によるところも大きいみたいですね。
建造物の手抜き工事でものすごい被害が広がった、と。
しかし地震が起こった事自体は天災ですし、耐震建築をしていたとしても死傷者はやはり出るでしょう。

こうして死んでしまう事は不運というしかありません。
やはり人間というのもある流れの中で生きていて、自分の意思とは関係なく生死が決まってしまいます。
いや、むしろ幸運と呼ぶべきか…。
人間の得られるもので最も素晴らしいものが死である、という考え方もあるくらいですから。
しかし以前にも書きましたが、自殺は違いますよ。自分から生きる事を放棄するのはダメです。

何故ダメかって?

そこに理屈はありません。ダメなものはダメです。


江戸時代の禅のお坊さんの良寛という人がこのような事を言っています。
「災難に逢う時は災難に逢えば良い。死ぬ時は死ねば良い。これが災難から逃れる方法である。」

僕はこの言葉が好きです。
要するに、常に明日死んでしまうかもしれない、と覚悟する事です。
こういう覚悟が出来ているならともかく、普通できていないですよね。
でもまあ、大災難に逢って死ねるならまだ幸福というべきです。
もっと問題なのは残された家族です。
特にそれで両親を失った子供の場合…。

そういった子供の事を考えると、世の中の理不尽さを感じずにはいられません。

しかし、これは人間を中心にした考え方でもあります。
地球全体で一つの生命、と考えれば、
ただの地殻変動で表層に居た生物が死んで生命が循環する、と言えなくもないですね。
こういうのはあまり好きではありませんが。


色々と思考を巡らしても、結局感情は納得しないものですね。
少なくとも僕は、常に明日死んでしまうかもしれない、と覚悟して生きたいと思います。
と言い切れれば良いのですが、これは一つの願望です。

2008年5月23日金曜日

忘れていました

すっかり忘れていました。
明日もライブでした…。


5/24(Sat)八王子 Sophia
http://www15.ocn.ne.jp/~n-tony/

陽太:P
安部川 純一郎:Ts
細谷 紀彰:EB



このソフィアではたまに演奏させてもらうのですが、とてもアットホームで良い店です。
何より従業員がみんな美女なのが売りでもあります。

明日はソプラノサックスを吹くかどうかは未定ですが、荷物は軽い方が良いな…、なんて事を思ってはダメですね。
明日も楽しみです。

一昨日のライブ

一昨日、関内のファーラウトに来てくれた方々、ありがとうございます。
横浜で演奏したのは初めてでしたが、お陰様で楽しい演奏ができました。


生まれが横浜で、しかも近くの横浜スタジアムには結構通ったので懐かしかったです。
しかし今はもう野球にはほとんど興味が無いですけど…。


5サックスのライブは大変です。
何と言ってもまず荷物。バスサックスなんて電車で運べないですから、必ず車が1台必要です。
アレンジャーのKさんが運んで来てくれたのですが、本当にありがとうございます。

そして体力。
以前に比べれば大分長く演奏できるようになりましたが、休符があまり無い上に振りまでありますから、
息がすぐに上がってしまいます。
ジャズではこんなに「ハアハア」言う事なんて無いですからね…。
最近気づいたのですが、息が余るのが一番苦しい…。
それと、全部譜面が決まっているので覚えるのが大変!
毎回違う事を演奏して良いジャズの気楽さが大好きなのですが、それとは正反対の音楽です。


終わった後にみんなと飲みに行ったんですが、終電に間に合うように30分程で帰る予定が結局は夜中まで…。
そしてまたKさんに車で家まで送ってもらいました。本当に何もかもすみません。


またみんなで良い音楽を演奏して行きたいと思います。
その為なら疲労なんて………へっちゃらと言えないところが痛いですけど。

2008年5月17日土曜日

千葉の市川で

前回に書いた中村さんとの初共演の件ですが、10月17日(金曜日)に決まりました。
市川グランドホテルというところです。まだ大分先だな~。

しかし、中村さんのHPを拝見してちょっとビックリしました。
過去の共演者達が、伝説的なジャズミュージシャンなんですけど…。
超有名ベテランと言っておきながら、あんまり詳しい事は知らなかったんですよね。
いや~嬉しいけど緊張するな。
まあ僕は僕に出来る演奏をするだけですけどね。
気に入ってもらえなかったら1回でクビですが、もし気に入ってもらえたらまた仕事をもらえるでしょう。
ミュージシャンの世界とは常にこういう緊張感との戦いでもあります。
「素晴らしいテナープレイヤーだと聞いたので。」と言って頂けただけでも十分、て気もしますけどね。
その期待を裏切らないようにしなければ…。

中村達也さんとはこんな方です。興味のある方はどうぞ。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/Music/intro.html#top



と、こんな先の話はひとまず置いておいて、来週に5サックスオーケストラのライブがあります。

5/21(水曜日) 横浜関内 ファーラウト 7時半スタート
http://www.jazz.co.jp/LiveSpot/farout.html

5サックスオーケストラ、大分レパートリーが溜まってきました。
このグループの曲は本当に覚えるのが大変です。特に「くるみ割り人形」を覚えるのには、ジャズのスタンダードを10曲以上覚えるのに等しい苦労がありました。

このアンサンブルも始めてから結構経つので、リハーサルが多くて大変なんですが、みんなに会いに行くのが楽しみ、という感じになっています。
僕が本当にやりたい音楽とは違うのですが、やっているうちにこういう音楽もどんどん好きになってきています。これはこれで楽しいです。
今回も僕がアレンジしたテイクファイブもやるので、是非是非来て下さいね!!!

てか20日に演奏するベースの蝦子さんて何回か一緒に演奏した事あるな~。
フルートの小島さんも、彼女が仕切りのジャムセッションに行ったことあるし。
世間は狭いな~。

2008年5月13日火曜日

今日は

今日は銀座のクラブで演奏してきました。
最近銀座で演奏する事もたまにあるのですが、今日は初めてのお店でした。

色々なショーをやる店なのですが、ベリーダンスというのは初めて見ました。
すごくセクシーで、客では無いのに楽しかったです。
しかしダンスというのは音楽とは違って、またすごく強いパフォーマンスですね。
こういう種類のダンスは若くてキレイなうちしかできないだろうな…、と思いました。


さて、話は変わるのですが、今日は中村達也さんというドラムの方から電話が掛かって来ました。
中村さんと言えば、ジャズファンなら誰もがその名を知る超有名ベテランなのです。
一度知り合いの紹介でライブを見に行った事があって、面識はあるのですが…。

そんな中村さんに、「9月か10月にちょっと手伝って欲しい。」と言われてしまいました!!!
ライブなのか何かのイベントなのか良く判りませんが、一緒に演奏できるなんて光栄です。
でも中村さんは僕の演奏は一度も聞いた事は無いのに良いんですかね?
その仲介の知り合いの人は僕の演奏をすごく気に入ってくれているのですが…。
音源のCDまで自宅に送ってくれるみたいです。お手数かけます。

今から楽しみです。て気が早すぎるって!?

2008年5月7日水曜日

GWも終わりましたね

とうとうGWも終わりですね。
久々の連休はのんびり楽しく過ごす事ができました。
やはり休日は良いですね。時間の制約があまり無くて。
明日からは仕事だ、嫌だな~とは例のごとく思いませんが。


5日の月曜日には、念願の温泉に行ってきました。一人ぶらりと。
いや、正確には健康ランドです。
船橋の健康ランド ゆとろぎの湯 というところです。

船橋駅から無料送迎バスが出ているのですが、乗り合いの客がジジババばかり…、いや、お年を召された方ばかりだったので、ちょっと場違いかな、と思いつつでした。
行ってみればジジババ…、失礼、他の客層も結構沢山いました。
どうやらそういう人達は車で来るようです。

麦飯石(ばくはんせき)の湯とか何とかの湯だとか、果たして本当にこの説明通りの効能なんてあるのだろうか、と疑問を持ったりしましたが、気合を入れて浸かって来ました。
浸かり過ぎていきなりのぼせ気味でしたが。


その後に飲んだ生ビールがイマイチだったのが残念です。
うすい…。どうも最近薄いビールはダメなようです。
その後持参の本を読みつつ休憩所で一休み。
混んでいたので、一度席を立ったらもう埋まってしまっていて、休憩は自動的に終了してしまいました。


そんなかんだで連休はのんびりモードです。まあ割りといつものんびりですが…。最近そうでも無いか。
しかしこの数日間で思ったのが、サックスを持たないで街を歩くというのがなんと軽快で気持ちの良いのだろう、という事です。

本格的な気分転換はこれで終わり。
でもまた楽しい仕事が待っていてくれています。

2008年5月1日木曜日

5月になりましたね

4月29日のつくばでのライブは、ゴールデンウィーク中にも関わらず沢山のお客さんにも恵まれ、とても楽しいものになりました。
しかしアオイさんはすごい人気です。
ちょっと遠かったですが、やはりそれなりに疲れました。
往復運転してくれた大森さんには大感謝です。


ライブハウス自体がすごく音が響くところだったので、サックスはちょっとうるさかったかな?
音量などに関しては誰も何も言わなかったですけど、ちょっと気になります。
音はすごく良く響くけど決してうるさくない、というのが理想の音色です。
元々僕が持っている音色は攻撃的な感じでは無いので、大丈夫だったと思うのですが…。

しかし、テナーサックスほど演奏者によって音色が変わる楽器は他に無いです。
対照的なプレイヤーを聞き比べると、同じ楽器とは思えないほどの違いを素人でも容易に感じる事ができます。
本当に不思議な楽器です。


最近つくづく思うのは、演奏してお客さんに楽しんでもらえる、という事が自分に取って一番幸せな事だろうという事です。
仕事として考えるとかなり割りには合わないですが、この生き方が一番後悔しないんだろうと思います。
まあそれは死ぬ時にならないと判らないかもしれませんが。

しかし世の中の流れは確実に逆風なのです。
音楽業界全体が段々ビジネスにならなくなって来ているのですが、ジャズはまた一段と厳しいですね。
そんな中、こんなことをしているなんて物好きだな~、と自分でも思います。
まあ僕の演奏はそんなにジャズジャズしていないですけど…。

逆風といえば、僕の世代というのはまさに就職氷河期でしたから、色々な逆風を受けています。
僕自身は就職活動などは一切しなかったのであまり関係無いと思うかもしれませんが、 そういう世の中の雰囲気というのは確実に僕の人生観にも影響を及ぼしています。
音楽を志す、というのも最初は逆風でしたからね。
その後も…。

なかなかこういう生き方が理解されない事も多いですが、本人が幸せならそれで良いか、という結論です。何が幸せかは人によって様々です。
自分の中の声に耳を傾けてあげて下さいね。